一度臨床を離れて後悔してない?│保健師から急性期病院の看護師へ戻った私が思うこと

ナースの叫び

こんにちは、ぽてです!

看護師→保健師→看護師というちょっと変わった経歴をもつ私ですが

私の詳しい経歴はこちら

今日は看護師から保健師へ転職した私が臨床に戻ると決めたとき

一度臨床を離れたことにについて後悔したのかという点について書いていきます

保健師から看護師へ戻ると決めた時、一度臨床を離れたことに後悔はあったか?

私は救急外来の看護師から母子の保健師へ転職をしましたが、

看護師の仕事が嫌で嫌で…

病院からどうしても逃げたくて…

というわけではなかったので、保健師に転職するときも「またいつか看護師に戻ることもあるかな」くらいの感覚を持っていました

実際に保健師として働いたのは1年だけだったので臨床のブランクも1年だけでしたが

(その1年の間にも看護師のアルバイトをしていたので完全に離れていたとも言えませんが、急性期病院のブランクは丸1年です

結論から言うといずれ臨床に戻ることになりましたが1年間大きな病院の看護業務から離れたことに後悔はありません

臨床から離れている期間は良いリフレッシュになった

新卒一発目で三次救急病院の救急外来に配属された私

毎日毎日遅くまで勉強して先輩に提出、

救急車で運ばれてきた患者さんを対象とした看護は命を預かっているというプレッシャーもかなり大きかったです

新卒当時の私はほどほどに手を抜くということを知らず、先輩に言われるがまま非常にまじめに勉強していました

勉強してもしても翌日には違う疾患の患者さんが搬送されてきて、勉強してもしても追いつかずバーンアウト

看護師の仕事は嫌いではなかったものの、そんな状態でストレスフルな仕事を無理やり続けていたら

完全に立ち直れないところまで落ち込んでしまっていたと思います

ですので、保健師に転職して平日5日勤の規則正しい生活をし、

命の危機と隣り合うようなストレスから解放される期間は私の精神面にとって非常に大切だったと思います

むしろ臨床の外の世界を見れてよかった!と思ったこと│医療従事者は非常識?

母子の保健師自体、可愛い子どもたちと触れ合う機会が多かったため楽しみ、癒されながら仕事をすることができました

興味があった保健師の仕事を実際に経験できたのは本当に良かったと思います

そして、これは病院で働く者の永遠の課題だと思いますが…

病院って接遇に関してとても独特な文化がありますよね

一般企業であれば社外の人に対して話をするときたとえ上司であったとしても社内の人間は呼び捨てで呼びますが(電話で「田中は席を外しております。」と答える等)

病院では同じ病院のスタッフなのに患者さんに対して「○○先生」「看護師の○○さん」と言ったり、

電話やビジネスメールのルールや書類の正式な提出方法を教えてもらえなかったり…

ちょっと毒のある言い方をすれば一歩病院の外に出て働くことになった場合

医療従事者は非常識、接遇がなっていない人が多いと言われてもおかしくない環境にいると思います

(病院で働く人全員がそうだと言っているわけではありません

したがって、病院の外の世界に出て一般常識や接遇について学ぶことができたのも非常に良い経験だったと思います

看護技術のブランクができることは不安じゃなかった?

清潔ケアや患者さんとのコミュニケーションはブランクがあってもどうにかなりますが

採血やルート確保等の看護技術はブランクがあるとそれなりに訛ってしまわないか心配ですよね

実際大きな病院に戻って久々の採血は緊張しました(笑)

最初は不安ですが、一度身につけた感覚を取り戻すのにはそう時間はかからないものです!

そして感覚さえ取り戻してしまえばこっちのもの!

実際臨床を続けていてもなかなかルート確保がうまくいかないなどスランプに陥ることはあるので…

一度身につけた技術に関しては1週間であろうと1年であろうとブランクの期間はそう関係ないのかもしれませんね!

ただ、私は結構心配性なのと病院によって独自のルールがあったりもするので不安な技術に関しては新卒の子たちと一緒に研修を受けさせてもらいました

保健師をしながら看護師のアルバイト│視野が広がりいい経験になった

私は保健師として働いていたとき派遣社員という雇用形態だったのでWワークが可能でした

「いずれ看護師に戻るかもしれない」と思っていたこともあり

平日5日間は保健師の仕事、土日の予定のない時には看護師のアルバイトをしていました

アルバイトも自分の予定に合わせられるよう単発のものにしていたのでクリニックやデイサービス、訪問入浴等様々な現場で働きました

短い間でしたが訪問看護やデイサービスで在宅での介護、看護を実際に目にすることができたのはとても良い経験だったと病院の看護師に戻った今思います

病院の看護師として働いているとどうしても患者さんの入院中の様子だけしか見ることができず、退院後の姿を想像するのは難しいものです

学生の頃に在宅の実習に行ったことはあるといえど、実際に看護師になって少し視野が広がった状態でもう一度そのような経験ができたことは大きかったと思います

色々な現場を実際に見ることができたのは大きな病院を一度離れたからこそできた経験だと思います

一度臨床を離れて急性期の現場に戻った私の経験│まとめ

一度臨床を離れるとなると技術面にブランクができることへの不安や久しぶりの交代勤務についていけるかという不安等様々な心配事が出てくると思います

しかし、臨床の外の世界は話を聞くだけでなく自分自身で経験してみないとわからないものです

資格がある限り戻りたいと思えばいつでも臨床に戻ることは可能です!

技術や最新の知識に自身がなくても、教育体制の整った職場であれば自分の心意気次第で一から研修を受けさせてもらうこともできます

病院という狭い世界だけしか知らずに過ごすのはもったいない!と思う人がいれば、迷わず一度チャレンジしてみていいのではないかと思います

中には「免許があるのに看護師としてバリバリ働かず臨床を離れるのはもったいない!」という人もいますが

看護師免許という強力なセーフティーネットがありどうとでもやり直しがきくからこそ

やりたいことに思いっきりチャレンジできるのも看護師の魅力だと私は思います!

看護師免許を持っている皆さんが臨床という場に縛られることなく働きたい場所でやりたいことにチャレンジできますように!!

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