妊娠が分かって喜んだのも束の間、妊娠初期につわりに苦しむ人も多いですよね
今日は私が妊娠してから今まで仕事できつかったことを書き出してみます!
マタニティナースの苦行 その1 吐物の処理
いきなりキラーワードを出しちゃった感がありますが(笑)
私が働いている病棟は抗がん剤を使用している患者さんも多いのですが、
抗がん剤の副作用に悪心・嘔吐があるんですね
ある日ナースコールがなり患者さんの部屋を訪室すると
「吐きました!」
とビニールに入ったたっぷりの吐物を渡されました
つわり真っ只中の私…
「お返しします!!!」
と内心言いたかったです(笑)
吐物を受け取ってすぐに捨ててしまえればいいのですが、
- 量や性状は?
- 血が混ざってない?
- 血圧は下がってないかな?
- 吐いたばっかりならうがいさせてあげないと口の中が気持ち悪いよね?
等嘔吐一つにしても看護師として観察すべきこと、やるべきことがたくさんあるんですよね
そこは看護師としてのプロ根性でなんとか乗り切りましたが…
「もらいゲロしなくて本当によかった…」と心から思いました(笑)
つわりが落ち着いた今だから笑えますが
当時は状態のわからない患者さんのナースコールをとるのがちょっとだけ怖くなりました(泣)
マタニティナースの苦行 その2 におい
配膳や排泄物の処理など看護師の仕事に匂いはつきものですよね
私は自分が食べさえしなければ、食べ物のにおいは比較的大丈夫だったのでよかったのですが
体調が悪いタイミングだと普段耐えられるにおいでも気分が悪くなることがありますよね
私は特に唾液のにおいが辛くて、吸引が苦行でした
「私が痰をとらないと目の前の患者さんが窒息してしまう…」
ここも根性でなんとか乗り切りましたね (笑)
あとは吸引の時はしれっとN95マスクをずっとつけてました
息が苦しくなるというデメリットもありますが…
「水も飲めないくらいのつわりの人もいると思ったら根性でなんとかなる私はまだマシだ」
と思いながらギリギリ働いてました
謎に体育会系の思考ですよね(笑)
マタニティナースの苦行 その3 めちゃくちゃワゴる
元々血圧が低めで時々ワゴっていた私ですが、妊娠してからは特にひどかったです
立ちっぱなしはもちろん、座っているだけで血圧がサーっと下がる感じがして
冷や汗が出て起きていられない…というのを幾度となく経験しました
「顔色やばいです!」と言われ何度も横にならせてもらいました
こればっかりは気持ちだけではどうにもならず、正直1番きつかったかもしれません
※ワゴる=迷走神経反射
ストレスや緊張、立ちっぱなし等の刺激が原因で血圧や脈拍数が下がることをいいます
マタニティナースの苦行 その4 張り止めの副作用
看護師の仕事柄、患者さんを抱えたり動き回ったりからは逃れられないですよね
人手が余っている時は力仕事を変わってもらえますが
忙しい時はどうしても全介助の患者さんのおむつ交換や体交を1人でしなきゃいけなかったり…
認知の患者さんに蹴られかけたり…
看護師友達からは切迫になったという声をたくさん聞きます
実際産科の先生も
「看護師さんは張り止め飲みながら働いてる人も多いもんね」
と言っていました
私も例外ではなくお腹がガチガチに張って、張り止めを飲みながら働いています
張り止めを飲んだら飲んだで手がこわばって電カルがうまく打てなかったり、
動悸がして息苦しかったり、その副作用とともに日々生活している感じです
悲しいのはそれでも結構な頻度でお腹が張るということ!!
これでもし張り止めを飲んでなかったら…と考えると恐ろしくて、毎日欠かさず飲んでいます
本当に看護師の仕事って妊婦にはハードすぎますよね!!
マタニティナースの苦行 食べづわり編
私はつわりのとき唾液が気持ち悪くて飴や干し梅を舐めながら働いていました
実際患者さんの目もあり、そう簡単には食べ物を口にできないのが現実
汚物処理室や倉庫に一瞬隠れて長持ちするものを口に含んでました
マタニティナースの苦行 まとめ
そんなこんなで私自身だいぶ色々な辛いことを我慢しながら働いていたのですが
妊娠アピールと思われるのも嫌で気丈に振る舞っていたからか
「動ける妊婦だね!!」
と言われた時には結構ショックでした
「動けるんじゃなくて無理してでも動いてるんです…」
と(泣)
周りに迷惑をかけられない…と無理をしすぎると身体面でも精神面でも辛い思いをします
妊娠中赤ちゃんを守れるのはお母さんの自分だけなので、全ての妊婦さんに自分と赤ちゃん第一で行動してほしいところです
以上、私が妊娠中の仕事できつかったことでした
本当に看護師もCAさんみたいに妊娠が分かった時点から産休にしてもいいくらいハードな仕事だと思います‼︎
今後マタニティナースを守ってくれる制度がもっともっと充実することを切に願います!
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